大臣の専門性・銀行経営者の専門性
内閣改造のたびに思うのは、大臣に専門性は不要なのだ、ということだ。時折、新大臣のプロフィールでその分野の実績などが紹介されるくらいだから、反対に一般論としては大臣に専門性はないのだろう。だから野党が揶揄するように「お友達」にも勤まるのだろう。実際に行政は官僚がやる。しかも官僚のうちキャリアと呼ばれる人たちは、転勤も頻繁だから専門性を磨く暇もないので、行政の実際はノンキャリアと呼ばれる人が支えているとされる。銀行は長年の護送船団方式で行政組織に倣うところが多かったから、同様に、担当役員は素人で、部長もあまり知らず、もっぱら、担当者によって部門が運営されているということになる。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.12.27
奈良 正哉
所有者不明土地の調査
所有者不明土地の調査を国が代行してくれることになる(12月22日日経)。これで再開発の活性化を見込…
-
2024.12.26
奈良 正哉
スタートアップに中高年転職
スタートアップに転職する中高年が増加している。20代、30代を押さえて、40代以上は2022年に比…
-
2024.12.25
奈良 正哉
香港不動産の苦境
香港の不動産市況は中国本国の余波を受け芳しくない。賃料はピークの半分になっているとのことだ。これで…
-
2024.12.24
奈良 正哉
貸金庫ビジネスの行方
三菱UFJ事件の後、時々貸金庫について聞かれる。ただ支店事務の経験がないのでよく知らないというのが…