観光地の地価上昇
地価(路線価)が4年連続で上昇しているそうだ(7月2日日経等)。とはいっても全国一律に上昇するはずもなく、上昇しているのは都市部と観光地である。都市部の上昇は人口集中によってすんなり納得できる。ただ、観光による地価上昇というのは何か一過性のイメージがあり、上昇要因としては脆弱な感じがする。観光客に飽きられたら終わり、という感覚だ。ただ、身近にはハワイの例がある。ハワイの不動産の購入を勧める売り文句は、「長期的にハワイの地価は下がったことがない。」というものだ。依然として、ハワイでは大規模な不動産開発が進められており、ハワイ現地人には手もでない価格のコンドミニアムが売れている。ハワイは常夏だが、日本には四季がある。ハワイにはたいした歴史・文化遺産はないが、日本の地方にはそれがある。「観光要因により恒常的に地価が上がる=地方には魅力がある」ところを地方には見せてもらいたい。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.02.06
奈良 正哉
やっぱり日産
ホンダと日産の統合は破談になった(2月6日日経)。統合に向けてリストラが進まないなら「子会社化」と…
-
2025.02.05
奈良 正哉
一罰百戒が行き過ぎても
最近は選んでフジテレビを見ている。CMはあいかわらずACと番宣だが、番組中のフジ社員の表情は暗くな…
-
2025.02.04
奈良 正哉
「まじか?!」
「まじか?!」ということでトランプ関税にショックを受けて暴落した昨日の東京市場。しかし一夜明けて、関…
-
2025.02.03
奈良 正哉
安定配当重視
安定配当志向は最近始まったわけではない。前から、会社としても減配に対する抵抗感は強かった(1月25…