地方議会選挙無投票当選と定員割れ
知事選レベルでは白熱した選挙戦もあったようだが、議会選挙は盛り上がらないどころか、無投票当選の割合が増加している。全当選者数の半数近くが無投票になっている県もあるようだ(NHK他)。無投票になるのは地方議会活動への無関心、議員の処遇の低さ、強力な現職への挑戦の難しさ等理由があろう。選挙民の選択の洗礼を浴びないのは権力が腐敗しやすくなるし、選挙民の地方政治への関心も加速度的に失われる。さらに、過疎地域では定員割れも多く発生しているようだ。ここで危惧するのは、定員割れだから立候補すれば当選ということになると、反社会勢力の一員であっても、被選挙権があれば立候補できるから、その隙を彼らが狙わないかということだ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.07.19
奈良 正哉
バイデン氏撤退包囲網
バイデン氏撤退包囲網は狭まっているようだ。現在はともかく任期終盤にはとても重職が務まるとは思えない…
-
2024.07.18
奈良 正哉
夏のボーナス
「夏ボーナス3年連続最高」との見出しが本日7月18日の日経トップだ。日経が音頭をとって消費を盛り上…
-
2024.07.17
奈良 正哉
中国GDP4.7%
中国の不動産については大手事業者の支払い停止や事業撤退など悪いニュースに事欠かない。不動産価格も下…
-
2024.07.16
奈良 正哉
地銀政策保有から純投資へ
地銀では保有株式の保有目的区分を、政策投資から純投資に振り替える動きが盛んだそうだ(7月11日日経…