GPIF運用損
2018年10-12月のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の公的年金の運用損が過去最大の、14.8兆円になったと報じられている(2月2日日経)。株価が内外で弱かったから当然であるが、またこれを政治問題化するのだろうか。それとも今国会は厚労省統計問題で忙しいからやらないのだろうか。そもそも3カ月単位の公的年金の運用損益を国会の場で問題にすることに違和感を覚える。年金の運用パフォーマンスについては、どんなに短気な委託者でも、3カ月ごとに評価するというのは聞いたことがない。また運用成績の悪いときだけ問題にして、いいときは話題にしないというのも公平を欠く。そもそも運用は「静かな」環境でやるべきもので、素人が外野からガヤガヤ騒ぎ立てるとろくなことにならない。野球を知らないオーナーが個々のゲームの采配に口を出すようなことと同じだ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.02.05
奈良 正哉
一罰百戒が行き過ぎても
最近は選んでフジテレビを見ている。CMはあいかわらずACと番宣だが、番組中のフジ社員の表情は暗くな…
-
2025.02.04
奈良 正哉
「まじか?!」
「まじか?!」ということでトランプ関税にショックを受けて暴落した昨日の東京市場。しかし一夜明けて、関…
-
2025.02.03
奈良 正哉
安定配当重視
安定配当志向は最近始まったわけではない。前から、会社としても減配に対する抵抗感は強かった(1月25…
-
2025.01.31
奈良 正哉
フジ社外取締役緊急提言
フジ社外取締役は連名で緊急提言をした。いまさら中途半端でありかつ遅きに失するのではないか。これまで…