バブル崩壊の足音?
野村HDの赤字が報道されている。他の証券会社の決算もよくない(2月1日日経)。国内要因とすれば、株価の低迷や個人投資家の投資意欲の減退があるようだ。不動産取引高も急減速している(1月27日日経)。1990年代のバブルの崩壊は、まず、株式市場で始まってそれが不動産市場に伝播した。株式市場の下落後しばらくは不動産市場は持ちこたえていた。当時不動産ファイナスを多く手掛ける中堅ノンバンクの社長が「株は紙切れだが不動産は実物なので大丈夫。」と言っていたが、見事にその読みは外れた。そして株や不動産といった資産価格の下落が実物経済にも大いに影響した。「泡がつぶれるだけでなく本体も潰れてしまう。」と中堅証券会社の社長は悲鳴をあげていた。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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