日本が休みの間に
年末年始やゴールデンウィークで日本が長期の休みに入っている間に、株や為替が大きく動き、その後の方向に決定的な影響を及ぼすことがある。本年も正月休みの間に、株は大きく値を下げ、為替も円高を見た。株と円の関係は分かりづらい。株の下落は日本経済への不信である一方、円高は日本経済への信頼であるように思えるからだ。説明は専門家に任せるとして、不況下の円高は過去にも何度も見られた現象で、経験的にはむしろそれが普通のように思える。だから経済界は二重の負担にあえぐ。不況で国内需要はしぼみ、円高で輸出採算は悪化するということだ。これまでは専門家の間ではさほど極端な悲観は見当たらないが、直感的には今年の景気は「やばい」感じがする。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2025.04.07
奈良 正哉
株式投資の理由
株価の暴落が止まらない。今株式投資をする「よすが」は、配当ということになろうか。大手優良企業でも、…
-
2025.04.04
奈良 正哉
アメリカ時代の終わり?
トランプ関税のおかげで世界中の株価が暴落している。アメリカ経済への打撃はもちろん、隣国や欧州から特…
-
2025.04.02
奈良 正哉
旧統一教会に解散命令
先日旧統一教会に解散命令が出た。私が同教会の存在を知ったのは50年も前のことだ。特異な勧誘方法で、…
-
2025.04.01
奈良 正哉
フジHD第三者委員会公表
昨日、フジテレビはゴールデンアワーを使って第三者委員会の調査報告書を公表していた。テレビの好きな人…