株安に身構える
世界中で株価が急落している。市場から離れて久しいので、評論はプロに任せる他はない。ただ、なぜ今なのか、なぜ震源地米国より日本他アジアの方が下げがきついのか、などは後講釈になる。米国金利上昇も、貿易戦争も急に起こったわけではない。大量に売る人がきっかけとなって、ファンドやら裁定取引者やら短期トレーダーやらがそろって売ったということだろう。もっとも、相場の急落でチャートが一変すると、弱気筋が台頭してその後も株価は冴えないものになり、株価そのものが景気の足を引っ張ることにもなりうる。弁護士業などは景気と無関係に見えるが、景気が悪くなると法律アドバイスなど、不要不急で一見「無駄」に思えるコストは削減される。現環境化一番身構えているのは、中国リスクにさらされている企業であろうが、弁護士も身構えなくていいということにはならない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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