株安に身構える
世界中で株価が急落している。市場から離れて久しいので、評論はプロに任せる他はない。ただ、なぜ今なのか、なぜ震源地米国より日本他アジアの方が下げがきついのか、などは後講釈になる。米国金利上昇も、貿易戦争も急に起こったわけではない。大量に売る人がきっかけとなって、ファンドやら裁定取引者やら短期トレーダーやらがそろって売ったということだろう。もっとも、相場の急落でチャートが一変すると、弱気筋が台頭してその後も株価は冴えないものになり、株価そのものが景気の足を引っ張ることにもなりうる。弁護士業などは景気と無関係に見えるが、景気が悪くなると法律アドバイスなど、不要不急で一見「無駄」に思えるコストは削減される。現環境化一番身構えているのは、中国リスクにさらされている企業であろうが、弁護士も身構えなくていいということにはならない。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.07.19
奈良 正哉
バイデン氏撤退包囲網
バイデン氏撤退包囲網は狭まっているようだ。現在はともかく任期終盤にはとても重職が務まるとは思えない…
-
2024.07.18
奈良 正哉
夏のボーナス
「夏ボーナス3年連続最高」との見出しが本日7月18日の日経トップだ。日経が音頭をとって消費を盛り上…
-
2024.07.17
奈良 正哉
中国GDP4.7%
中国の不動産については大手事業者の支払い停止や事業撤退など悪いニュースに事欠かない。不動産価格も下…
-
2024.07.16
奈良 正哉
地銀政策保有から純投資へ
地銀では保有株式の保有目的区分を、政策投資から純投資に振り替える動きが盛んだそうだ(7月11日日経…