ふるさと動産寄附
三重県いなべ市が、お金によるふるさと納税に代えて、楽器による納税(寄附)を始めるとの記事があった(10月10日日経)。返礼品も出さないという。ふるさと納税の趣旨からみても面白い工夫だと思う。自治体内の検討の過程では、楽器を査定する業者の選定をどうするのか、査定価額の客観性をどう担保するのか、査定料金負担の予算をどうするのか、がらくた同然の古楽器をわずかな税控除のために大量に持ち込まれたらどう対応するのか、といったことも問題視されただろう。これらを乗り越えて制度化した同市を評価したい。これで不動産も受け入れてくれたら言うことはないが、動産より格段に難しいだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.11.21
奈良 正哉
新築マンション価格高騰
10月の新築マンション価格は、首都圏で9,239万円、東京23区に限れば1億2,940万円だそうだ…
-
2024.11.20
奈良 正哉
オワコンメディア
大接戦のはずがトランプ大勝。後半追い上げのはずが斎藤大勝。メディアの偏向報道が非難されている。他方…
-
2024.11.15
奈良 正哉
指名委員会は本物に
法定の他に任意の設置も含めて、指名委員会は機能しているようだ。社長後継者の選定議論を行っている割合…
-
2024.11.14
奈良 正哉
KADOKAWAフリーランスいじめの正当化
フリーランスをいじめても担当者の個人的な利益はない。むしろいやな気持で対応してきたのだろう。「悪い…