外国人労働者は歓迎、移民はNO
「骨太方針・成長戦略2018」に沿って、外国人労働者の受入基準が次々と緩和されている(7月20日日経等参照)。一方で、政権中枢の政治家曰く、政権の移民消極姿勢には変化がないそうだ。労働者不足のため外国人は幅広く受け入れるが、それは5年に限ったことでその後の定住は原則認めないということだ。そんな政策で能力・意欲のある外国人は手を挙げるのだろうか。5年たったら、日本における就業で身に着けた技能・経験、なんといっても日本語を生かす機会もない母国に帰れということか。そんなご都合主義的な勧誘で、諸外国との人材の獲り合いに勝てるのか心配になる。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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