銀行のピンチ 11
スルガ銀行の不祥事の陰で?ひっそりと商工中金の業務改善計画の策定がすすんでいる。商工中金は農林中金と比べて影が薄い。資金量の差からくる市場プレゼンスの差である。もっとも、本業たる預貸金業務でも、実際はその役割は終わってしまっているのではないか。1997年以降の金融危機の中で、長期信用銀行はすべて姿を消した。東京都知事の強力な旗振りのもとに開業した新銀行東京は、実質的に事業が軌道に乗ることなく、吸収合併により最近ひっそりと姿を消した。 お金が詰まっていて、誰もがこぞってお金を借りたいという経済成長期だけに通用した特殊事情に依って立つ金融機関から、その存在意義を失っていくのだろう。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.11.21
奈良 正哉
新築マンション価格高騰
10月の新築マンション価格は、首都圏で9,239万円、東京23区に限れば1億2,940万円だそうだ…
-
2024.11.20
奈良 正哉
オワコンメディア
大接戦のはずがトランプ大勝。後半追い上げのはずが斎藤大勝。メディアの偏向報道が非難されている。他方…
-
2024.11.15
奈良 正哉
指名委員会は本物に
法定の他に任意の設置も含めて、指名委員会は機能しているようだ。社長後継者の選定議論を行っている割合…
-
2024.11.14
奈良 正哉
KADOKAWAフリーランスいじめの正当化
フリーランスをいじめても担当者の個人的な利益はない。むしろいやな気持で対応してきたのだろう。「悪い…