ホームロイヤー
第二東京弁護士会の高齢者・障がい者総合支援センターで運営する「ホームロイヤー」という制度が、徐々にその利用者を増やしている。ホームロイヤーとは主として高齢者に寄り添う個人顧問弁護士である。見守りから初めて、財産管理、後見、死後事務まで切れ目なく、専門職としてのサービスを最低額月5千円から提供する。ホームロイヤー制度の特徴は、第二東京弁護士会が運営に深く関与していることである。後見については、親族はおろか弁護士までが、被後見人の財産を横領する事件が発生してその信用を失うことがあった。その反省から、後見する弁護士個人に全て任せるのではなく、弁護士会もその指導・支援にあたろうというものである。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
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