銀行のピンチ 5
以前「銀行のピンチ2」で、投資不適格と市場では評価されるような信用力の低い企業に、いかに融資をするかが問題であると書いた。日本のほとんどの中小企業、新興企業はそのような信用力の低い企業であろう。格付けが低いどころか格付けを取れない企業がほとんどだろう。その中から潰れない企業を選別することがまずは問題だが、それと同時にそういった低信用力企業への融資について、いかに適正なスプレッドを確保できるかも問題だ。現状では、そういった低信用力企業への融資のスプレッドは、貸し倒れリスクに見合った適正なスプレッドが取れていないケースが多いのではないかと思われる。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.12.27
奈良 正哉
所有者不明土地の調査
所有者不明土地の調査を国が代行してくれることになる(12月22日日経)。これで再開発の活性化を見込…
-
2024.12.26
奈良 正哉
スタートアップに中高年転職
スタートアップに転職する中高年が増加している。20代、30代を押さえて、40代以上は2022年に比…
-
2024.12.25
奈良 正哉
香港不動産の苦境
香港の不動産市況は中国本国の余波を受け芳しくない。賃料はピークの半分になっているとのことだ。これで…
-
2024.12.24
奈良 正哉
貸金庫ビジネスの行方
三菱UFJ事件の後、時々貸金庫について聞かれる。ただ支店事務の経験がないのでよく知らないというのが…