IR法制 3
カジノへの入場料は6000円で与党間は決着をみたようだ。依存症対策としてはさらに入場制限も加わる。入場料を高く設定すれば入場抑制効果があるように思えるが、入場料をも取り返そうとして、かえってギャンブルにのめりこむという指摘もある。回数制限も1回あたりの遊戯時間を長くする動機が働き、かえってカジノにいる時間を長くするという指摘もある。まあ、依存症を心配していますという政治家のポーズなのかもしれない。こういう規制はいったん設定されると、それ自体は正義であるように見えるために、その後なかなか緩めることはできない。開業後、営業上の制約になっていることが明らかになっても手を付けられない可能性が高い。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.07.19
奈良 正哉
バイデン氏撤退包囲網
バイデン氏撤退包囲網は狭まっているようだ。現在はともかく任期終盤にはとても重職が務まるとは思えない…
-
2024.07.18
奈良 正哉
夏のボーナス
「夏ボーナス3年連続最高」との見出しが本日7月18日の日経トップだ。日経が音頭をとって消費を盛り上…
-
2024.07.17
奈良 正哉
中国GDP4.7%
中国の不動産については大手事業者の支払い停止や事業撤退など悪いニュースに事欠かない。不動産価格も下…
-
2024.07.16
奈良 正哉
地銀政策保有から純投資へ
地銀では保有株式の保有目的区分を、政策投資から純投資に振り替える動きが盛んだそうだ(7月11日日経…