銀行のピンチ 2
公的年金運用の親玉GPIFが低格付債に投資を始めるとの日経記事があった。ここで低格付債とは格付BB以下のいわゆるジャンクボンドである。ジャンク(くず)であるから、投資「適格」とはされず、従来年金基金のような慎重な投資家は投資対象外としてきた。記事中ドレクセルバーナム証券会社の、マイケルミルケンという懐かしい名前に出会った。ジャンクボンドの帝王と称された、ジャンクボンド市場を創った男である。ちなみにマイケルミルケンはその後インサイダーなどで刑事訴追され、ドレクセル社は倒産している。さて、低格付債発行企業のような信用力の低い企業に対して、どのように融資をできるかが銀行にとって問題である。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.11.21
奈良 正哉
新築マンション価格高騰
10月の新築マンション価格は、首都圏で9,239万円、東京23区に限れば1億2,940万円だそうだ…
-
2024.11.20
奈良 正哉
オワコンメディア
大接戦のはずがトランプ大勝。後半追い上げのはずが斎藤大勝。メディアの偏向報道が非難されている。他方…
-
2024.11.15
奈良 正哉
指名委員会は本物に
法定の他に任意の設置も含めて、指名委員会は機能しているようだ。社長後継者の選定議論を行っている割合…
-
2024.11.14
奈良 正哉
KADOKAWAフリーランスいじめの正当化
フリーランスをいじめても担当者の個人的な利益はない。むしろいやな気持で対応してきたのだろう。「悪い…