地銀のピンチ 9
地銀に対する日銀考査ポイントに収益力があげられている。ただ、非金利収益をあげるのは簡単ではない。簡単に解が見つかっているのなら、それをやらない経営者は経営者としてはとうに失格だろう。非金利収益はコンサルティングサービスや新商品のもととなる創意工夫が出発点である。創意工夫は「遊び」の中から出現する。時短の大きな掛け声の中「無駄」な残業ができない環境で創意工夫は生まれにくい。さらに創意工夫が具体的なプロダクトになるためには、試行錯誤という「無駄」な時間が必要だが、「無駄」を正当化できないのが昨今の組織風土だ。
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
投稿者等 |
---|
奈良 正哉のコラム
-
2024.12.27
奈良 正哉
所有者不明土地の調査
所有者不明土地の調査を国が代行してくれることになる(12月22日日経)。これで再開発の活性化を見込…
-
2024.12.26
奈良 正哉
スタートアップに中高年転職
スタートアップに転職する中高年が増加している。20代、30代を押さえて、40代以上は2022年に比…
-
2024.12.25
奈良 正哉
香港不動産の苦境
香港の不動産市況は中国本国の余波を受け芳しくない。賃料はピークの半分になっているとのことだ。これで…
-
2024.12.24
奈良 正哉
貸金庫ビジネスの行方
三菱UFJ事件の後、時々貸金庫について聞かれる。ただ支店事務の経験がないのでよく知らないというのが…