女性取締役
今朝の日経1面に政府の女性取締役増加方針が掲載されているが、内部登用でこれを実現するのは簡単ではない。新取締役お年頃年代は、大企業の女性総合職採用が始まった直後くらいで、そもそも女性総合職の絶対数が少ない。さらに、特にこれまでは働き方が画一的であったため、男性に比べてハンディキャップがあって昇格が難しかったし、その限界を早期に感じて退職してしまった女性もかなり多い。だから、取締役はおろかその前段階のポストにいる女性も少ない。大企業の硬直的な人事制度の中で、女性取締役の実現のために、アファマティブアクションとして飛び級をやるのも同期男性社員を差し置いて抜擢するのも、男性社員のモラルを考えるとやりにくい。そこで、社外にその供給を求めることになる。しかし・・・
鳥飼総合法律事務所 弁護士 奈良正哉
関連するコラム
-
2025.03.12
奈良 正哉
株主優待復活
グローバル企業代表であるトヨタを含め「株主優待」制度を新たに始めたり、復活させる会社が多くなってい…
-
2025.03.10
奈良 正哉
脱炭素ファッション
脱炭素への取組は経営ポリシーからファッションに格落ちした印象を受ける。ファッションだからまた流行る…
-
2025.02.21
奈良 正哉
取締役高齢化
他人のことは言えないが、取締役は高齢化しているそうだ(2月20日日経)。主な理由は、社外取締役への…
-
2025.02.12
奈良 正哉
またインサイダー事件
インサイダー事件は間欠泉のように発覚する。東証社員、金融庁出向中の裁判官に続いて、三井住友信託銀行…
奈良 正哉のコラム
-
2025.03.12
奈良 正哉
株主優待復活
グローバル企業代表であるトヨタを含め「株主優待」制度を新たに始めたり、復活させる会社が多くなってい…
-
2025.03.11
奈良 正哉
テスラ変調
世界中でテスラ車が売れなくなってきているようだ。不買運動まで起きている。テスラ社の株も暴落している…
-
2025.03.10
奈良 正哉
脱炭素ファッション
脱炭素への取組は経営ポリシーからファッションに格落ちした印象を受ける。ファッションだからまた流行る…
-
2025.03.05
奈良 正哉
曽野綾子さんが亡くなった
曽野綾子さんが亡くなった。自分の書く文章の手本にしていた人だ。美智子上皇后も卒業された聖心女学院の…