元労働基準監督官の講師による所内研修を実施

昨日,元労働基準監督官の講師を事務所にお招きして,労基署対応についての所内研修を実施しました。

 

かなり緊急開催の企画だったのですが,所長やパートナーの先生方をはじめ,総勢20名の所員の方々にご参加いただき,研修を企画した身としてとても嬉しかったです。

 

講義の内容は,「さすが元監督官!」といった感じで,臨検監督の現場での具体的なエピソードを交えて,労基署対応について非常に実践的なお話をしてくださいました。

 

講義の内容は,講師の先生の承諾を得てビデオ撮影し,本日中には所内全体でデータ共有させていただく予定です。

 

ちなみに,来週の木曜日にも,また別の元労働基準監督官の講師をお招きして,所内研修を行うことになっております。

 

万一,クライアント企業様が労基署に臨検監督に入られた場合にも,しっかりとサポートさせて頂けるよう,所員一同勉強に励んでまいりたいと思います。

 

 

~以下,所内研修(H27年5月14日実施)の概要~

 

 【講師】
 元労働基準監督官 原 論(はら さとし) 先生

(労働基準監督官としての19年間のキャリアを経て,現在は福岡県にて社会保険労務士としてご活躍中)

 

 【講義内容】

「労働基準監督官と臨検監督

 ~監督官を理解し,臨検監督活動を把握する」

 

 ・第1部:「労働基準監督官とは」
       ・臨検の際の重点項目等(実例に即して)
       ・監督官が交付する文書やその対応方法について
       ・運送業,介護施設,飲食店,小売業への監督署のアプローチ 等

 

 ・第2部:「事業場の立場からの臨検監督対応」
       ・医療機関を実例に出し,実際に臨検監督する際のチェックポイント・対策を説明
       ・介護保険法改正による労働関連法違反での取り消し事例
       ・トラブルを未然に防ぐためのリスクアセスメント
       ・ブラック企業と呼ばれないための対策 等

 

鳥飼総合法律事務所
弁護士 川久保皆実

 

関連するコラム

川久保 皆実のコラム

一覧へ